想い徒然

ほぼ観劇記

【宝塚】雪組 東京宝塚劇場 「『Gato Bonito!!』 ~ガート・ボニート、美しい猫のような男~」②

『Gato Bonito!!』
~ガート・ボニート、美しい猫のような男~②

8月5日 15:30開演 東京宝塚劇場

 

f:id:springhascoming:20180807031740j:image

 

ひたすら楽しい

 

目が全然足りません。

 

高揚感掻き立てる楽曲

今回、居ても立ってもいられず、主題歌CDを買ってしまいました。

 

こちらのCDには

凱旋門から「雨の凱旋門」「いのち」そして「Gato Bonito!」が収録されているのですが、圧倒的にGato Bonito!の再生回数が多いというのが事実。

 

疾走感溢れるテンポ、そして随所に響くコンガ

まさにラテンショーと言ったところですね。

 

更に深く聞いていると、間奏でトランペットが響いていたりピアノが効いている場面があったり、と使われている楽器の豊富さにも気付きます。生のオーケストラならではですね。これで3500円(B席)とか安すぎる。

 

 

真彩希帆の大躍進

さて、前記事では主にだいもん(望海風斗)の歌唱について語りました。

 

【宝塚】雪組 「『Gato Bonito!!』 ~ガート・ボニート、美しい猫のような男~」 - 想い徒然

 

今回はだいもんの歌唱は然ることながら、相手役である真彩ちゃん(真彩希帆)にも多くの歌唱場面が与えられていました。

 

 

特に印象に残ったのは、プロローグ後のクンバンチェロの場面です。(だいきほ*1二人歌唱)

だいもんの歌が大分力強いのですが、真彩ちゃんも負けてはおりません。

 

だいもんが「パッパッパーパッパッパッパッパッパッ!」と歌うと、

呼応するかのように真彩ちゃんも「パッパッパーパッパッパッパッパッパッ!」

それが何度か繰り返し、ヒートアップしていきます。

 

さすがにだいもんほどの声量はないのですが、研7にして研16*2の歌唱力モンスターだいもんに食らいつく真彩ちゃんは素直に凄いと思います。

 

他にも、最後の方で真ん中で踊る真彩ちゃんのダンスがチラッと見えて、(あれ…?結構キレてる…?)と思ったのですが、あーさ(朝美絢)に夢中で双眼鏡を向けている最中、本当にチラッとだけ見えた程度なので、次はダンスにも注目してみようと思います。

 

 

脇を固めるコーラス隊

今回のショーでは、何人かコーラス隊を置いて、路線スターは歌わずに真ん中で踊る場面が多いように思われました。もちろんだいもんはもの凄い量を歌っているのですが…笑

 

そのコーラス隊の数も1人2人ではなく、一度に4名、多い時は8名と数多く置いています。

中でも抜擢されたのがエトワールも務めたあいみさん(愛すみれ)。

最後のエトワールも、娘役に多い高音歌唱ではなく低音歌唱。低音の歌唱は相当上手くないと響かないので、いかにあいみさんが歌唱メンとして期待されているのか分かりますね。

 

そして、別格と言っても良いでしょう、94期同期のカリくん(煌羽レオ)やあすくん(久城あす)も歌唱に参加しています。

あすくんなんかは何と、ソロで一場面与えられています

藤井先生は路線云々は関係なく、適材適所で人を当て嵌める演出家さんなんでしょうね。

個人的には実力のある生徒さんには路線云々関係なく上げてほしいので、この配置には納得です。

 

 

割を食った…?我が贔屓

これはもう完全なる贔屓目なんですが、我が贔屓、朝美絢の歌唱場面少なすぎじゃないですか!?

 

前公演は組替え御祝儀で、今回はダンスでソロパート貰えてるから良いでしょ?と言われるとそこまでなんですが…

 

でも一つ言いたいのは、最初のプロローグ、彩凪翔・朝美絢・永久輝せあを3人ひとまとめにしなくても良くない!?

 

 

銀橋3人渡り番手*3が付いていない下級生、あるいは別格生徒がほとんどです。

 

それが、3・4・5番手と明確に番手に付いている生徒で渡らなくても!!

 

それに、翔ちゃん(彩凪翔)は中詰めで始まりの歌唱、ひとこさん(永久輝せあ)はフィナーレの最初の場面でそれぞれソロ歌唱を貰っています。

 

対してあーさ(朝美絢)は、フィナーレの階段降りのみ。

 

あーさが歌えない子ならともかく、だいもんの次に歌える子なのに、この扱いはひどすぎる!!

 

 

これ以上書くと「じゃあ、ソロ場面すら貰ってない大多数の生徒はどうなるんだ」という問題になるので書きませんが、ちょっと僻みに近いし全体的に満足度の高いショーだっただけに、ここだけはモヤモヤするなと思いました。

 

 

今回の感想は以上。

 

やはり、2回目ということもあり、だんだん全体が見えるようになってきましたと言いつつ最後は贔屓の文句だけど(笑)

 

次辺りからそろそろ生徒別の感想も書いてみたいなと思います。

 

f:id:springhascoming:20180807212344j:image

 

回旋桃〜パララ・バニラ・バナナ〜

 

相変わらず公演デザートのギャグ線高い…

しかし、410円出してこれかというボリューム。そして絵的にちょっと汚い。

*1:望海風斗・真彩希帆トップコンビの愛称。非公式なコンビ名とも言う

*2:研究科7年目、16年目。2年間の音楽学校を経て、宝塚歌劇団に入団した年数のことを宝塚では「研究科○年」、略して「研○」と言います。

*3:宝塚の男役ピラミッド式に序列が付いており、5番目辺りまでは何となくでも序列がついている場合がほとんどです。