Lilacの夢路/ジュエル・ド・パリ!!
5月4日 11:00開演/15:30開演 宝塚大劇場
6月17日 13:30開演
6月24日 11:00開演/15:30開演 東京宝塚劇場
最初に言っておきます。多分愚痴しか出ません。
いやぁ、こんなにもハマらない作品があるとは…
どんなトンチキでもそれなりに受け入れられる私ですが、こればっかりはどうしようもなかったですね…。
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何がハマらないってライラックですよ。
とにかく話の辻褄が合わないところが多すぎて「は?」「え?」って感想しか出てこない。
まず、ピンチの場面にあまり危機感が感じられないんですよね。
3人の技師が引き抜かれても僕が3人分働きますという根性論で特に解決しようとしないし、その後問題にもならない。え、結局どうなったの( ゚Д゚)?
そして、兄弟で喧嘩したり弟が亡くなったり血の繋がらない弟が出現したり何やかんやあって一件落着、かと思いきや土壇場で「資金が足りない」と。
今言うなや( ゚Д゚)
だってもう色々ピンチあって無理矢理にでも解決して(解決せずに置いてきぼりの問題もあるけど)夢だった鉄道がいよいよ出来そうなところでめでたしめでたしってなりかけてたじゃん!!
そこで「は?」だったところで運良くお金持ちのお嬢さん(ディートリンデ/野々花ひまり)が鉄のアクセサリーをたくさん買ってくれて、その資金でエリーゼ(夢白あや)が株を買ってくれてのらりくらりと解決。
は??
確かに資金が足りないことはそれまでの間に取り上げられていたけど弟の死やら父の疑惑やら血の繋がらない弟の出現やらの問題にシフトしてたからもう無かったことになったのかと思ったよ…。てか、資金が足りないことは問題提起されていたんだからそれまで間に解決しとけや('Д')やっぱり危機感が感じられないんだよな。今まで放置していた問題を自分たちで解決できなくて周りがどうにかしてくれてるだけじゃん…。
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後、細かいこと言うと「強引」って言葉が気になった。
エリーゼ(夢白あや)とハインドリヒ(彩風咲奈)が初めて会った時にエリーゼ(夢白)がゲオルグ(和希そら)に向かって「いつもそんなに強引なんですか?」と聞くのですが、初めて会った人に「いつもそんなに強引なんですか?」は失礼じゃないか?そして言うほど強引だったか?
そして「君も株を買えば良い」というハインドリヒ(彩風)に対してエリーゼ(夢白)は「また強引なんだから」と言うけどそんな強引だったか?「もう、いつも唐突なんだから!」なら分かるけど。何、流行語大賞にでもしたいの?
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ディートリンデ(野々花ひまり)の行動にも引きましたね。
ハインドリヒ(彩風)を自分の物にしたいけど上手くいかない。そんな時に金の無いヴェーバー少佐(久城あす)を使って何と銃殺未遂…。しかもやった理由が「私の自尊心を傷つけられたから」って…。あまりにも幼稚すぎて開いた口が塞がりません。
これ、現代社会でやったらヴェーバー少佐(久城)もディートリンデ(野々花)も即逮捕でしょ。これに失望した真面目なフランツ(朝美絢)。うんうん、分かるよと思っていたら資金調達してくれた辺りで惚れ直して和解。え、いいの?犯罪者だよ??(言い方w)いくら最後に良いことしてくれたからってあんな幼稚な理由で銃殺未遂犯したことがチャラになるとは思えないんだけどな…。しかもその資金って自分で稼いだんじゃなくてお父さんが稼いだ金じゃん。結局みんな自分では解決しないんだよな。一番感謝すべきはディートリンデのお父さんのフンボルト(奏乃はると)じゃない??
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どうもモヤモヤしたまま終わるライラック。正直見れば見る程イライラする作品でした。1度だけならともかく贔屓組なので何度も通うので余計に。
あまりにもひど過ぎて珍しく何公演かチケットを手放しました😂
唯一良かったのは衣装ぐらい?確かに衣装はとても良かった。
後、最後に大きな汽車でもあると良かった。(20世紀号に乗ってみたいな)レールっぽい装飾だけじゃよく分からん。
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続くショー「ジュエル・ド・パリ」は悪くはないんだけどライラックの駄作っぷりを打ち消すほど良い訳でもなく…。
何より中詰めの歌い継ぎが無いのが大減点。あそこの歌い継ぎで一人一人のスターにスポットが当てられるのが良いのに…。後、中詰めがすみれの花というのが盛り上がりに欠けるかな。元々は厳かな曲なのでいくらアレンジしてもやっぱり盛り上がり切らないなと。中詰め以外にも随所随所に散りばめられるけどちとすみれの花咲く頃に頼りすぎかな。
とは言え、悪いところだけではなく良いところもあって、何よりモンパルナスの場面!
センターは朝美さん(朝美絢)とひまりちゃん(野々花ひまり)😆😆😆
朝美さんが良いのは大前提として、ショーの時のひまりちゃんは特に好きで、すっごいニコニコしながら楽しそうに踊るひまりちゃんが好きなんですよね😍
そして、最後は朝美さんが周りに冷やかされながら帽子で隠してキスしようとするも、ひまりちゃんに帽子を取り上げられてヤレヤレと言う顔をしながらそのままキス😆天才かよ!!女の子の方がお転婆で振り回されているかと思いきや、やっぱり主導権は男側が握ってた!!という展開がとても良いですね。かなりお気に入りの場面です。
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後、サンジェルマンデプレ教会の白と黒に分かれた衣装で踊りまくるところも好きなんですが、この場面短すぎなんですよね。
Sensational!のオーロラとかMusic Revolution!のMUSIC MY LIFEみたいにもっと長尺だったらかなりの名場面になったと思うのですが、お!これ好きかも!ハマりそう!と思ったところで終わってしまうのが途中で強制終了されたみたいで非常に残念。
まあ、次のカンカンのところに重きを置きたかったのは分かるんだけど、でも…何ですよね。
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という訳で感想は以上。
まあ、愚痴ばっかりの感想ですねw
今度の全ツはライラックが無いだけで数100倍マシですね。
もう二度とあの先生の作・演出作品が贔屓組に当たりませんようにと祈るばかり…。