想い徒然

ほぼ観劇記

【浜浦彩乃】LILIUM -リリウム 新約少女純潔歌劇-

LILIUM -リリウム 新約少女純潔歌劇-

4月18日 13:00開演

4月23日 13:00開演

サンシャイン劇場

 

5月3日 13:00開演

シアタードラマシティ

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発表された時からずっと楽しみにしていたリリウム!!

実は前回の記事からいくつか観劇していてお得意の書き溜めしていたりするのですが、鉄は熱いうちに打てということでまずはリリウムから。

 

初見は「あの映像で見ていたリリウムがついに!」という感動で序盤で結構泣いていたのですが、二回目の観劇では話にのめり込んでしまって終盤で泣きました😭

 

ファーストインプレッション

まず感じたのはクオリティが高い!!

もう何度も初演のリリウムを見て挑んだのですが、歌と芝居のレベルがかなり高くて!!

もちろん初演のリリウムは物語内の年齢とほとんど同じ年齢の子達が演じるからこその良さがあるのですが、今回はスキル的なレベルが全然違いましたね。

だからなのか、初演ではセリフだったところが今回の新約では歌の場面になっていたりと歌がかなり増えていました。

 

印象に残った人たち

全体的なクオリティが高かったのですが、その中でも印象に残った方がたくさん居ました。(もちろんはまちゃんはまた別枠で語ります笑)

 

・リリー(内田未来)

とにかく華があるなと思いました。確かにこれは主役に抜擢されるわ。

それだけじゃなくて歌も演技も上手い。パンフ見てたら初舞台は劇団四季モーツァルト!にも出たことあるんですね。なるほど…。

鞘師(鞘師里保)のリリーも有無を言わせぬ主役感ありましたが内田さんにも同じことを感じました。

ってか、内田さんって今回の中で一番若いんですね。しかもまだ高校生。恐ろしい…。

 

ファルス(大森未来衣)

キャメリア(齋藤千夏)

男役のお二人も上手かった👏

リリウムの男役って男役だからって完全に男に振り切った訳じゃなくて、女子が演じているんだなというのを何となく感じさせるのが逆に良いですね。

キャメリアの齋藤さんは歌の上手さに印象が残ったし、ファルスの大森さんはそこはかとない恐ろしさを感じさせるのが良かった(これに関してはちょっと後述します)

 

マリーゴールド(斎藤瑠希)

個人的に今回のMVPはマリーゴールドの斎藤さんです。

もちろん全体的にレベルは高かったけど演技も歌も斎藤さんは更に上手だったと思います。

初演のめいめい(田村芽実)のマリーゴールドもかなり上手かったけど、初演の良さを壊すことなくまた別物として見れたなと思います。

初演では一人レベルが違いすぎてもはや浮いていた(と私は感じた)めいめいも今回のリリウムに出ていたらもっと実力を発揮できていたかななんて思いました。

 

チェリー(加藤弘美)

チェリーの加藤さんも上手かったですね(さっきから上手いしか言ってない笑)

初演のあゆみんチェリーは途中途中でまあまあすべってて見ていて痛々しかったりしたのですが(ごめんねあゆみん😂)今回は歌に比重が大きかったからか変に滑ることが無くて良かったなと思います。

 

ローズ(アイザワアイ)

初演ではずっき(鈴木香音)が演じていたローズですが何かキャラ変した??(ナスターシャムもキャラ変したよね?)

宝塚の男役みたいになっていました。男役感がありつつも拳と拳で戦う繭期を持つ熱血なキャラ。本当の男の子のファルスとキャメリアよりもローズの方がよっぽど男感あったような笑

個人的には宝塚大好き人間なので男役っぽいキャラが出てくるのは嬉しかったです。

 

考察

※ここから先はガッツリネタバレしています。

 

・Eli Eli Lema Sabachtani?

大サビ前にファルス(大森)が花(勿忘草?)を持って上の段に立つのですが、その花を持ったファルスが合図を出してから少女たちが歌い出すという演出にぞくっとしました。

今回の黒幕はファルスなのですが、ファルスが少女たちを操っているということをこんな序盤で示唆していたのか…!!

ちなみにこれは初演では無かった演出なので今回の新約で追加された演出です。

 

・シルベチカなんて知らない!

シルベチカなんて知らないわ~と歌う場面ですが、この場面スノウ(浜浦)、ファルス(大森)、紫蘭(白鳥)、竜胆(河本)は出てきていないんですよね。

つまり、シルベチカを知る人たちはこの歌を歌っていない

気付いた時にぞわっとしました。こんなところにまで伏線張ってたのか!

 

・影の使い方

今回の演出で感じたのが影の使い方が上手いなと。

地下の場面で正面に大きく影を映すことで地下の場面を演出していたのは初見で気付いたのですが、2回目の観劇の時に両壁に色々と影を映しているんですよね。

場面展開では草が印象的に映し出されていたり(森の中のサナトリウム)、イニシアチブを取ったり剣で人を刺す時にはあえて影が映るように光を当てていたり。

私が気付いていないだけで本当はもっと色んなところに伏線を張っているんだろうなと思います。

 

スノウ(浜浦彩乃)

さあ、ようやくはまちゃん語りタ~イム!たくさん語ります💗笑

まず思ったのがスノウが本当にはまってる!

もちろん美味しいのは主役のリリーですが、リリーは内田さんだしスノウははまちゃんでしかハマらないなと思います。

はまちゃんって感情の起伏が大きい役よりも冷静だったり何考えてるか分からなかったりとあんまり感情動かない役の方が得意だよね??

スノウの寂しげな顔はもちろんですが、追われている時の必死の顔や驚いた顔みたいな一見大げさになりがちな表情でもスノウであることが根本にあって、ちゃんと引き算されているのが良いなと思いました。

 

そして、普通の少女A

スノウは冷静なのでほとんど笑顔を見せることが無いのですが、繭期のティーチングでは満面の笑顔でニコニコしながら踊ってるのがホント可愛くて😍

あれはスノウとしてじゃなくて、ごく普通のサナトリウムにいる普通の少女Aとして居るからあんなに笑顔なんでしょうね笑

 

ひとりぼっちのスノウ

ひとりぼっちのスノウでちょっと笑っちゃったのははまラジ*1のせいだからね笑笑

というのも、2023年3月15日の放送で「ひとりぼっちのスノウを練習しながら寂しいと思った」という話を聞いていたので。何で「ひとりぼっちのスノウ」をスノウ自身が歌ってるんだろう?とふと我に帰ってしまったようです。結局練習したものの「あ、スノウは歌わなくて良いです」とあっさり言われてしまったみたいですw

それを聞いた上で見てると最後に連続して「ひとりぼっちのスノウ」なんて言うから初見は何か吹き出しちゃいました🤣

 

やっぱり歌って踊るはまちゃんが好きだな😍

 

東京千秋楽

東京千秋楽ではカーテンコールで全員が3回ほど出てきた後、最後の2回はリリー(内田)とスノウ(浜浦)だけ出て来て勿忘草(多分)を舞台上に置いて退場。

山口百恵の引退っぽさもありますが、あの花を舞台に置くことで「この舞台を忘れないで」という意味もあるのかなと。

意味深で終わるのもTRUMPシリーズっぽいですね。

 

―追記―

大阪の大千穐楽でも同じ演出でした!

 

という訳で以上。

何かいつも以上に語ってしまった😂

 

次回、大阪の千秋楽も観劇します!

次はリリウム初見の母と一緒なので初見の感想を聞けるのも楽しみですね😆

*1:はまちゃんが毎週水曜20時からやっているラジオ「浜浦さんに喋らせたい」無料だから良ければ聞いてね!

https://radiotalk.jp/program/94627