想い徒然

ほぼ観劇記

【宝塚】東京宝塚劇場「CASANOVA」

CASANOVA

4月28日 15:30開演 某映画館

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平成の最後に去ることになったトップ娘役仙名彩世

今回は彼女と他の5人の退団者(とサヨナラショー)に焦点を当てて書こうと思います。

 

チケット難

今回はライブビューイングですらチケットが取りずらかった(>_<)

最初の抽選で外れ、一般でも取れず、何とか苦労して(もちろん正規ルートで)確保したチケット。

恐ろしき花組人気( ˊᵕˋ ;)💦

 

みりおちゃん(明日海りお)の退団の時にはもっと大変なことになりそう(^ω^;)

なんて、いきなりゆきちゃん(仙名彩世)とは直接関係ない話から始まり。笑

 

仙名彩世という人物

実は私、ゆきちゃんという人物をあまりよく知らなくて。

今回の千秋楽で「ゆきちゃんってこんなに面白い人だったんだ」ということを初めて知りました。

 

組長(高翔みず希)が読み上げる退団者のメッセージでは受験時に土手で練習していたエピソードを織り交ぜ、最後の自身の挨拶では急に好きな食べ物茶碗蒸しが登場。

 

いや、挨拶まで突然突拍子もないワードを登場させるみりおちゃん(明日海りお)を真似なくて良いのよ!?

 

ゆきちゃんって大人っぽくて優雅なイメージがあったので(実際舞台上のゆきちゃんはそんな感じ)こんなに天真爛漫な少女だったんだ!?と意外な面を見つけました。(知らなかっただけなんだけどね)

 

ゆきちゃんが挨拶で言ってた通り、極限まで膨らませて結ぼうとしたら何かの拍子で手放してしまって思ってもみない方向に飛び出す風船みたいな人ですね。(いや、どんな例えだよゆきちゃん笑)

 

サヨナラショー

仙名彩世サヨナラショーのセットリストは以下の通り。

 

・Sante!!(2)(「Sante!!」〜最高級ワインをあなたに〜)仙名彩世 他娘役

ジラされて熱帯(「BEAUTIFUL GARDEN -百花繚乱-」) 鳳月杏 他娘役

・愛の祈り(「For the people -リンカーン 自由を求めた男-」) 仙名彩世花野じゅりあ桜咲彩花

・永遠の愛(「ポーの一族」) 仙名彩世(BD:舞月なぎさ和海しょう華雅りりか羽立光来)

酒とバラの日々 The Days of Wine And Roses(「Sante!!」〜最高級ワインをあなたに〜) 明日海りお仙名彩世(歌:柚香光)

・BEAUTIFUL GARDEN -百花繚乱-(「BEAUTIFUL GARDEN -百花繚乱-」) 花野じゅりあ桜咲彩花碧宮るか茉玲さや那凛香百音

メサイア〜まことの宝(「MESSIAH -異聞・天草四郎-」) 仙名彩世花組

・Sante!!(「Sante!!」〜最高級ワインをあなたに〜) 花組全員

 

特筆すべきは幕開きSante!!の通称「エイトシャルマン」でしょうか。

娘役ながらに男役ばりの激しいダンス、掛け声。

すっかりゆきちゃんの代表曲になったなぁと思います。

 

そして、ポーの一族から「永遠の愛」

どのサヨナラショー見ても思いますが、同期との場面はグッと来ますね。

心無しか涙を抑えているように見える94期の皆様の笑顔が温かくて、ポロリと来そうになりました。

 

それにしても、Santeからの選曲が多いですね。

研10でトップになって初めての作品、思い入れがより一層あるのかなぁなんて思ったり。

 

他5人の場面はもちろん、組替えするちなつさん(鳳月杏)にも場面があったのは良かったなぁと思います。

 

明日海りおの配慮

最後に挨拶をするのはトップスター明日海りお

みりおちゃん(明日海りお)の挨拶は一人一人に愛があって素敵だなぁといつも思います。

 

・「今の言葉、今度使わせて貰います(台本通り)」と言うバルビ神父(水美舞斗)に「やってみれば良いじゃん(アドリブ)」と無茶振りをするカサノヴァ(明日海りお)。見事やり切り、「上手くやるんじゃないよ!」と言われ照れるマイティーが可愛かった❤

・組替えする舞空ちゃん(舞空瞳)には「可愛い我が子を手放すみたいで寂しい」というメッセージ。

・同じく組替えするちなつさん(鳳月杏)には「昨日ちなつから手紙を貰い、「明日海さん花組で最後まで見送れないのは寂しいです」と書いていましたが、舐められたものですね。月組に行っても精々頑張ってください」と言いつつ上を向いて涙を抑えるご両人。

ゆきちゃん(仙名彩世)には、「トップという立場上、苦しいことが多かったと思うけど、いつも笑顔でついてきてくれました。」と送ると「苦しいことより楽しいことが多かったです!」とゆきちゃん。

・最後に「耳元で「グラッツェ」と囁いて欲しい」とお願いするゆきちゃん。「お願いを叶えるコーナーじゃないんだけど」と言いつつ極上のセクシーボイスでゆきちゃんの耳元で囁くみりおちゃん。

 

書き出すと、最初はあんなにたどたどしい挨拶だったみりおちゃんがこんなに余裕のある挨拶が出来るようになるなんて…という感動と、みりおちゃんも随分上級生になったんだなぁというしみじみとした思いと。

 

どれを書き出しても感動的なエピソードばかり。

 

当の本人の千秋楽はどうなってしまうんだろうという期待と寂しさと不安が今から渦巻いています。

 

最後に

ゆきちゃん(仙名彩世)という人物が去り、みりおちゃん(明日海りお)も次の公演で退団が決まり、花組はまもなく新しい時代を迎えようとしています。

 

次期トップ候補に対してこのままトップにするのは不安だとか心もとないとか(やかましいことを)言う人も居ますが、我々ファンはどんなに納得いかない人事でも受け入れていかなければなりません。

 

でも、どんなに時代が変わってもトップ娘役仙名彩世が居たこと、作り上げたもの、何より笑顔で卒業していったことは忘れられないんだろうなと思います。

 

人生には、恋と冒険と仙名彩世が必要だ!