想い徒然

ほぼ観劇記

【宝塚】東京宝塚劇場「ファントム」

ファントム

1月5日 15:30開演 東京宝塚劇場

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明けましておめでとうございます。

昨年から始まったブログですが、今年も観劇した舞台やコンサートはここに書き記していきたいと思います。

今年もどうぞ、よろしくお願いします。

 

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さて、今年の観劇初めはファントムでした。

11月から宝塚大劇場で始まった公演ですが、楽しみすぎて、色々と予習しすぎて、初見の新鮮な気持ちで挑めなかったなとちと反省(^_^;)

 

初観劇

とは言え初見は初見。

主に2004年宙組版ファントムで予習してきた身としては色々と変わっている場面が多いなという印象。

特に変わったのはオープニング。

映像を多様しているのは知っていましたが、音楽までまで変わっていました。

初演の宙組ファントムはオーケストラで音楽だけを聞かせてから幕が上がるのに対して、今回の雪組ファントム映像をメインに音楽はメドレーで演奏していました。

 

バレエの場面も変わっていましたね。

 

初演のオーケストラで聞かせるナンバーが良いと思っていましたが、どちらもどちらで趣向を凝らしていて面白いですね。

 

望海風斗(ファントム)

だいもんの持ち味である歌声をフルに活用した公演でした。

だいもんの歌で8割出来ていると言っても過言ではない!!言い過ぎ?(^_^;)

 

しかし私は、このブログでは何度も書いていますが、だいもんは演技力も素晴らしいと思っています。

近くの席ではないし、ずっとだいもんを見ていた訳ではないので細かい表情までは追いきれていませんが、真彩希帆ちゃん演じるクリスティーに母親の姿を重ねて追い求める一途さとか、地下に暮らす孤独感とか、エリックそのものだなと思いました。

一番上手いなと思ったのは大泣きするシーンなのですが、ここは子エリックの話もしたいのであみちゃん(彩海せら)の欄で後述したいと思います。

観劇しながらぼんやりとですけど、だいもんにはずっと居て欲しいなと思いました。

 

真彩希帆(クリスティーヌ・ダーエ)

「天使の歌声」とはまさにこのこと。

Homeでの歌唱は本当に素晴らしかったです。

 

真彩ちゃんは元々歌に定評がありますが、今回は歌に更に磨きがかかっていたと思います。

特に、ファントム(望海)に対して、仮面を外して素顔を見せて欲しいと懇願する時の歌の熱量が凄かったです。

あんな熱量で歌われたら仮面なんか誰でも外してしまうわ!って(笑)

 

ファントムが開幕してから見た目も可愛くなってきて、更に魅力的になってきたなと思います。

 

彩風咲奈(ジェラルド・キャリエール)

今回一番印象変わったのは咲さん演じるキャリエール

父親役は始めてだと言っていましたが、結構ハマっていました。

セリフ回しも比較的ゆっくりめで、相応に歳を取ってきたんだなというのが感じられて、咲さんって意外にも年寄り役がハマるんだなと思ったり。

 

今回のファントムは泣きどころがあると言われていましたが、私はキャリエールエリックに自分がエリックの父親だと打ち明ける場面が一番泣けました。ベタかな?(^_^;)

キャリエールが自分が父親であることを打ち明ける会話(歌)に対してエリックが冗談めかして茶々を入れようとしますが、キャリエールは否定するでなく受け止める姿に愛があって(;_;)

と言うか、以降の場面はご贔屓であるあーさ(朝美絢)が出ているから、そちらに集中してしまって感情移入出来なかったとも言えるけど(^_^;)

 

上から目線にはなってしまいますし、次の公演次第でもありますが、このキャリエールという役を通じて一皮むけたのではないかなと思いました。

 

彩凪翔(アラン・ショレ)

スカステであーさ(朝美絢)との役作りの違いを語っていましたが、確かに翔ちゃんショレめちゃくちゃ幽霊を怖がっていた(笑)

あのトークを見たから余計感じるのかも。

 

でも、カルロッタ(舞咲りん)に対する愛は感じられて、弱いところはあるけど守らなければならないものは軸として残してある絶妙なショレだなと思いました。

 

うん、基本ショレの出るところはシャンドン(朝美絢)も出てくるからあーさ(朝美絢)に注目しすぎてあんまり見れてない(白状)

 

永久輝せあ(セルジョ/若かりし頃のキャリエール)

今回は2役を演じたひとこさん

何だか正路線の御曹司の割にショレやシャンドンに比べると随分役付きが落ちるなぁ(^_^;)

 

ひとこさんは特にセルジョとしてカルメンを踊る時の足の長さが印象に残りました。

ホント、スタイル良いですよねぇ。

 

役的にあまり目立たないのでそこしか注目出来なかったのですが、歌わずとも印象に残せる武器があるのは強いと思いました。

 

あ、後、エリック(望海)にセンター取られた時の「おい!」っていう顔が好き(笑)人が消えたり入れ替わったりするあのイリュージョン凄いよね。

 

舞咲りん(カルロッタ)

今回、姉さん組で大抜擢なのはこの方じゃないでしょうか?

と言うか、今の雪組カルロッタやるならヒメさんしか居ないですよね( ̄▽ ̄)

いつものショーや舞台の端役(って言ったら失礼?)だと何だか猫を被っている気がしていたのですが、歌が上手くて迫力がある(ように見える)ヒメさんは素がカルロッタっぽい方なので今回のファントムでようやく本領発揮だなと思いました。

 

ところどころに日替わりと思われるアドリブがあったのでこれが次に見た時はどうなるのか、またあーさショレの時はどう変わるのかが楽しみですね。

 

沙月愛奈(従者)

エリックが拾ってきた浮浪者であった従者達のうちの一人。

時にバックダンサー、時にセットを動かしたり等と、エリックの影の役割を果たします。

エリザベート黒天使に似ていますが、黒天使と決定的に違うのは割と感情が表に出るところですね。

彼らも元々は(と言うか今も?)人間なので、驚く時は驚きますし、悲しい時は悲しみます。

スカステの番組でもしゅわっち(諏訪さき)がただのバックダンサーではないんだと語っていました。

 

そんな従者の中で一番目を引いたのがあゆみさん

圧倒的にダンスが上手いですね。

従者の選定基準に「ダンスが上手い人」という基準がある(であろう)にも関わらずです。

元々あゆみさんのダンスが上手いことは知っていたのですが、あまり見る機会がなく、今回で初めてこの目で見ることが出来ました。

 

海せら(幼いエリック)

今回、驚いたのはあみちゃん(彩海せら)とだいもん(望海風斗)の役作り。

まず最初にあみちゃん演じる子供時代のエリックが大人エリックに姿から演じ方までソックリ!!

無邪気さ溢れるけどどこか闇を抱えていて、水面に映る自分の姿を見て驚き泣くところもまんまだいもんエリックでした。

 

次に驚いたのはだいもんエリックが泣くところです。

自分を愛してくれていると思っていたクリスティーヌに裏切られて大泣きするのですが、その泣く姿が今度はまんまあみちゃん子エリック!!

宝塚の舞台では少年時代とか子供時代とかが出てくる場面は多いですが、今回のファントム子供と大人のリンク具合が半端ないと思いました。

 

エリック(望海)、子エリック(彩海)

キャリエール(彩風)、若かりし頃のキャリエール(永久輝)で集まって稽古したりもしたとスカステの番組でも話していたので、ここはかなり入念に行ったんだなと思いました。

まあ贔屓組なのでちょっと贔屓目かもしれませんけどね(^_^;)

 

朝美絢(フィリップ・ドゥ・シャンドン伯爵)

あーさ(朝美絢)についてはたくさん語りたいので最後に持ってきました(笑)

実を言うと、基本的にスカステの映像や書籍はAパターンを収録しているので、あーさシャンドンは見慣れていなくて最初は違和感を感じていました。

しかし、何やかんや我が子は可愛いと言うか(色々と違う)、ずっと追いかけるうちに一生懸命プレイボーイを演じようとするあーさが可愛く思えてきました。

と言うか、こんなにも大劇場の銀橋や真ん中で歌う機会があるだなんて…中村先生ありがとう!!と言う気持ちで見ていました。

 

あーさの得意分野は「陶酔すること」だと思っているのですが、今回もクリスティー(真彩)に恋(陶酔)することで発揮していましたね。

クリスティーに出会った時から最後までクリスティーだけを一途に思っていて、あーさ自身本当にクリスティーに恋をしているようにさえ見えましたね。

ここの演技は本当に上手いです。

 

後、あーさで一番好きなところは素に戻った時の笑顔だなと思います。

フィナーレで笑顔全開で踊るあーさが本当に可愛くて♡

やっぱり私の好きなあーさはこの笑顔だなと思いました。

パレードで一旦はけてもう1回出てくる時にひとこさん(永久輝せあ)が定位置に立つのを待ってにっこりと微笑むあーさが可愛かった♡

 

後半後で読んだら引きそうな文章(^_^;)

 

 

という訳で、語りたいところは語った!!

 

これから1ヶ月、何度かリピートする予定なのでずっとウキウキして居られそうな予感です♡

 

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本日の役替わり