ON THE TOWN
1月6日 15:00開演 東京国際フォーラム ホールC
花組の怒涛の発表で前後してしまいましたが、OTT観劇記です。
ファントム観劇の翌日は月組OTTでした。
珍しく初日のチケットが取れたので、2016年雪組大劇場の「ケイレブ・ハント/GREATEST HITS!」以来の初日観劇です。(結構久しぶり)
映像
今回のOTTでは映像を多様していました。
最初の緞帳の代わりとして映像、幕が開いてからもしばらくは映像とオーケストラのみ。
場面転換も基本的に幕ではなく、セットが横から移動してきて上からセットに覆い被さるようにスクリーンが半分だけ出てきました。
そう言えば、前回月組別箱の「雨に唄えば」でも映像を多様していましたね。
今後「別箱×ブロードウェイ」と言う組み合わせは映像を多様していく方針なんでしょうか?
何にしても、大劇場ではなかなかない場面転換だなぁと少し新鮮に見ていました。
珠城りょう(ゲイビー)
前回のエリザベートでのトートの「コレジャナイ感」から打って変わって今回の役は合っていたと思います。
駅のポスターを見て一目惚れした女の子を追いかける一途な姿はたまきちらしいなと。
ただ、終わり方が「これで良いんかい!」とツッコミたくなるような終わり方だったので、もう少しさくらちゃん(美園さくら)とラブラブな場面も見てみたかったところ。
今回、2番手3番手各が98期(暁)、100期(風間)と若いメンバーで構成されていたということもあってか、いつも以上に堂々としているように見えました。元々貫禄はあるんだけどね。
美園さくら(アイヴィー・スミス)
トッププレお披露目のさくらちゃん。
にしては、あんまり出番が多くなかったような…?
雨に唄えばの方がよっぽど美味しい役だったように思います。
全体を通して思ったのですが、さくらちゃんはやっぱり歌が上手いですね。
歌の先生であるマダム・デイリー(夏月都)との歌のレッスンの時にはその実力が見事に発揮されていました。と言うか、夏月さんがあんなに上手いと思わなかった。
トップとしては出番が少なすぎて感想が書きにくいのですが、次の大劇場ではもっと出番も多くなって大活躍なんじゃないかなと思うので、楽しみにしています(*^^*)
暁千星(チップ)
今回の私のお目当てのアリちゃん!
一言で言うとひたすら可愛い。
ヒルディ(白雪さち花)に拉致されるかのようにタクシーに連れ込まれ、最初は抵抗するのですが次第に恋に落ちていくチップ。
さちか姉さんに振り回されるアリちゃんが可愛いければいとも簡単に落とされるアリちゃんも可愛い😍
これ、アリちゃんの可愛さがないと成立しない役ですよね(^_^;)
個人的にはさちかさんとの掛け合いで「♪なん〜で止〜めたの〜♪」の歌い方が好きです。
まさかさちかとアリちゃんのコンビがこれだけハマるとは思いませんでした。さてはアリちゃん年上キラーだな( ̄▽ ̄)
今回、2番手ポジションですが、まだ新公学年でありながら堂々としていて違和感なく、元々上手いダンスに加えて歌も上手くなったアリちゃん。
たまきち(珠城りょう)が研9でトップに就任したことを考えればら何だかすぐにでもトップになれそうだなと思いました。褒めすぎ?
たまきち(珠城りょう)、アリちゃん(暁千星)に続いて3番手各のおだちん。
同期(100期)と比べると随分大躍進ですね。
オジーは女にしか目がなく、今回の上陸も完全に女目当て(笑)
はっちゃけた役でしたが、男らしい顔立ちと相まって全く違和感がなかったです。
アリちゃん(暁)と言いおだちん(風間)と言い的確な役を当ててきましたね。
アリちゃんとおだちんは98期、100期と学年差があまりなく、持ち味も正反対な二人なので何かと比べられるかと思いますが、おだちんはおだちんらしい魅力を発揮して欲しいなと思います。
色々とやらかしてクビを宣言されたタクシー運転手ヒルディ。
どうせ最後ならイケメンを乗せようと目を付けたのがチップ(暁千星)でした。
タクシーを使って色々と振り回すさち花さんの迫真の演技が好きです。
行くとこ行くとこ休館日なのは何でなの(笑)
何だか、さち花さんは今回の公演でお姉さんポジを確約し、無くてはならない存在と言わしたなと思いました。
迫力はあるけど、強引ではなく、程よく下級生をリードする役回り。
大劇場ではここまで目立った役はないでしょうが、是非活躍して欲しいですね。
輝月ゆうま(ピットキン)
BADDYから注目しまくりのまゆぽん。
すっかり髭が似合う人になりましたね。
何だか、一応路線のゆりさん(紫門ゆりや)よりも役付が良いような??
婚約者であるクレア(蓮つかさ)に何をされても許してしまう、しかし最後には堪忍袋の緒が切れてクレアを追いかけるという如何にもコメディな役(笑)
まゆぽんは大きいので、群舞で人に紛れてもやっぱり目立ちますね。
最後のフィナーレでは4番手各ぐらいの扱いでとても嬉しかったです。
新公主演していないにも関わらず人気も出てきて、これから路線には乗らないものの、そこそこ良いポジションで活躍しそうですね。
アリちゃんの次のお目当てがまゆぽんだったので、結構注目しながら見ていました(*^^*)
蓮つかさ(クレア・デ・ルーン)
今回女役を宛てがわれたれんこんくん。
朝の支度のお供がタカラヅカニュースなので、いつもは稽古場映像を見てから観劇するのですが、今回はお正月と言うこともあり、稽古場映像を見る余裕もなく、ほとんど予習なしでの観劇でした。
だから、途中までクレアをれんこんくんが演じているとは気付かなかった!!
もう見事に女でしたよ!元々女だからこの言い方にも語弊があるけど
人類学者で最初はオジー(風間)人類学的な骨格に惹かれるクレアですが、途中で実は性にだらしない面を見せ、一気に堕ちる二人(笑)
れんこんくんはクレアをとてもキュートに演じていました。
今回、目立つところはこんなところかな?
個人的に気になっているやすくん(佳城葵)は今回もヒルディ(白雪さち花)の上司というだけでちょっとしか出て来ず(´;ω;`)
路線と思われるゆーゆちゃん(結愛かれん)も今回はあまり目立ちませんでしたね。
一度だけ新公ヒロした叶羽時ちゃんがヒルディ(白雪)のルームメイトで多少目立っていたという程度。結局クレア(蓮)の婚約者ピットキン(輝月)と結ばれるというw
あちこちで恋愛模様が複雑に絡み合い、ドタバタした喜劇でしたが、今の月組の若さ溢れる勢いがそのまま出ていたなと思いました。
1幕と2幕のスクリーン。
変えてきましたね。
スカステの番組で書いていただいもん(望海風斗)の理想の休日。
シャンテのキャトルで展示されていました。
入り待ちして初日観劇して、本公演見てから新公も見るってヲタの鏡ですね(笑)