想い徒然

ほぼ観劇記

【宝塚】東京宝塚劇場「『異人たちのルネサンス』 —ダ・ヴィンチが描いた記憶—」

『異人たちのルネサンス
ダ・ヴィンチが描いた記憶—

12月2日 11:00開演

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意外と駄作評多いですが日本物が分かりにくかった分?そんなに駄作という程ではなかったと私は思いました。

 

配役の振り分け

というのも、主要スターに於いては何かしら目立つポジションが与えられていたことが主な要因です。

確かに、全体的に暗い、幸せな最期ではない、トップファンからしたら不満かもしれません。

でも、少なくとも私の知る限りのスターには何かしら良い役を貰えていたなと思いました。

特に、あまりよく知らないジェンヌ、名前は知ってるけど実際の演技はよく見たことないジェンヌさんに関しては色々と新たな発見があったなと思います。

 

真風涼帆(レオナルド・ダ・ヴィンチ)

うん、確かに主演の役が合っていなかったかも(^_^;)

ダ・ヴィンチは寡黙に絵を書く青年。

前回の「天は赤い河のほとり」のカイル・ムルシリの正義感溢れるヒーローが似合っていた分、真逆とも言えるこの役はちょっと任じゃないかなと。

しかし、これは真風への試練と受け止めました。

私は1回しか見てないから真風がどれぐらい成長したのか、どう変わったのかは分かりませんけど、この役が真風の経験に繋がるのは間違いないでしょう。

 

後はもうちょっと美脚が分かる衣装を着てほしい(個人的願望)

 

星風まどか(カテリーナ)

まどかちゃん本来の持ち味と役に合ってなかったかな。

と言うか、元宙組うららちゃん(伶美うらら)の方が合いそう。

レオナルドに絵を書いてもらうシーンなんか思わずうららちゃんの影を探してしまいました。1作で良いからまかうら(真風涼帆・伶美うらら)トップ見たかったなぁ…

 

とは言え、十分健闘はしていたと思います。

おでこのアクセサリーは無かった方が良かったかも?

(これ無くすと物語的に崩壊するとかなら別だけど)あのアクセサリー、何か合ってなかったんですよねぇ。悪女っぽく見える

 

見た目は可愛いし、技術的にも十分健闘してるんだけど、どこかなり切れていない印象を受けました。(やはり役が合ってない)

 

芹香斗亜(ロレンツォ・デ・メディチ)

前回に引き続き、チャラ男の役。

今回は権力がある分、タチが悪いですよね(^_^;)

しかし、そこはやはり花組仕込みの男役。

チャラさ加減は絶妙でした。

キキさんはトップコンビとは逆にキャラにハマってましたね。

2作続けて敵役(別箱除く)なので、そろそろ正統派の役を見てみたいなと思いました。

 

愛月ひかる(グイド司教)

専科へ異動が発表された愛ちゃん

最近演じている役が専科向きですもんね。

 

しかし、ここに来て歌が上手くなったという印象を持ちました。

元々声質に不利があって、無理して男役声を出している印象があった愛ちゃんですが、歌声が伸びやかになった!

確かに、まだちょっと無理してる感はありますが、前ほどの押さえつけ感はなくなったなと思いました。

 

前々から中身はすごく良い人なのに勿体ないと思っていたので、歌が上手くなったのはとても嬉しかった(*^^*)

専科に行っても、カチャ(凪七瑠海)みたいに東上主演とかでチャンスがあれば良いなと思います。

 

桜木みなと(ジュリアーノ・デ・メディチ)

ずんちゃんずんちゃん自身にぴったりの役でしたね。

兄(ロレンツォ)のことは大好きだったけどある時を境に兄の意見を受け入れられなくなって、そして国の為に政略結婚をさせられそうになったことへの不満が爆発。

お兄さんのことは好きなのに、仕事の面では好きになれない。

そんな心の葛藤が上手く出ている役だなと思いました。

 

いやぁ、それにしてもずんちゃんに弟役やられたら右に出るものはいないですね。

一生懸命兄と対峙する弟ずんちゃんが可愛くて、何度も目を奪われました(●´ω`●)

 

澄輝さやと(ペルジーノ)

レオナルド(真風)の工房仲間の一人。

赤毛のカッコ良い人誰だと後でプログラム見たらあっきーでした。

綺麗な顔してますね。

 

にしても、あっきーにしろりく(蒼羽りく)にしろ、ずんちゃん(桜木みなと)にしろ、ルドルフ三人衆*1は顔の系統が似ているのはたまたまなのか私の顔識別能力が悪いのか…??(三人とも鼻に特徴あり)

 

風馬翔(酒場の歌手)

今公演で退団の風馬翔くん

顔といい体型といい得意な面といい、この前退団したタソ(天真みちる)にとてもよく似ている…!!

タソ大好きなので、翔くんも気になっています。

しかし、今回で退団してしまうんですよね(;_;)

 

翔くんは酒場のシーンでかなり目立つところに居ました。

最初にソロがあって、BGMになっても娘役二人はべらしてダンス!

にしても、ダンスがとにかく上手い!!

 

もっと早くから注目していれば良かったなぁととても後悔しているジェンヌさんです。

 

和希そら(クレディ)

宙組では1推しになりそうな勢いそら

歌とダンスが上手いところ、背の高さが少し残念なところ、顔など、どことなく星組二番手のまこっちゃん(礼真琴)に似てますね。

 

役柄的にはレオナルドの工房仲間とあまり目立たない役ではありましたが、フィナーレの始まりではそら留依くん(留依蒔世)・もえこさん(瑠風輝)の三人で銀橋渡りと美味しい場面はありましたね。

物語中でも工房仲間の歌い継ぎでソロが一パートだけありましたが、そら留依くんはやっぱり歌が上手い!!

留依くんなんかまだあまり顔が識別出来ていないこともあって、あのソロパートで認識しましたもん(笑)

 

私が一番テンション上がったのってあの銀橋渡りかもしれない( *´艸`)

 

天彩峰里(サライ)

前回「天は赤い河のほとり」の新人公演ヒロインをしたことで認識した峰里ちゃん

本公演では今回初めて認識しました。

 

峰里ちゃん、歌が上手いことは知っていましたが、少年役やらせても普通に上手いですね。

娘役が少年役やると、どうも可愛くなりがちですが、峰里ちゃんサライ役は少年でありながら声を低く作ったりして工夫してるなとおもいました。

 

同期が娘役トップとすごく上がりにくい立場ではありますが、峰里ちゃんにもチャンスを…!!と思わざるを得ません。

そして、顔とか歌が上手いところとか、星組小桜ほのかちゃんに似ている気がするのは気のせい…??

 

愛海ひかる(レオナルド(少年))

前回に引き続き、今回も少年役を演じた愛海ひかるくん

子役専科に仕上げたいのか??

峰里ちゃんが上手かった分、愛海くんはちょっと足りなかったかなと思いました。

 

と言うのも、男役なのに峰里ちゃんよりも声が高いんじゃないかと思ったんです。

峰里ちゃんの声の高さが良かった分、愛海くんの声の高さが気になりました。

少年っていうのを意識し過ぎてるんじゃないかなと。

 

とは言え、彼女はいずれ上げられると思うので、来年辺り新公主演のチャンスが降ってくるのではないかと思います。

愛海くん主演、見てみたい…

 

印象に残ったのは以上。

最後の方は似ているジェンヌ探しになってしまいましたね(^_^;)

 

2018年東京宝塚劇場観劇納め

今回の観劇で、2018年東京宝塚劇場観劇納めでした。

とは言え、来月からは通いまくる訳ですけど(笑)

来年もよろしくお願いしますということで一つ。

 

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シャンテキャトル前。

 

公演ソーダはブルーベリー(多分)と特に公演に引っ掛けても居なかったので飲みませんでした。

 

そう言えば、シャンテの衣装展見忘れたな(^_^;)

*1:過去にエリザベートを演じた時に役替わりでルドルフを演じた三人