想い徒然

ほぼ観劇記

【宝塚】東京宝塚劇場「エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-③」

エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-③

11月4日 15:30開演 東京宝塚劇場

 

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さて、3度目のエリザベート観劇です。

とは言え、宝塚大劇場で2回見たので東京で観劇するのは初めて。

 

画像で見て分かる通り、今回は下手側4列目という超良席での観劇でした。

 

ミルクの場面で名前も知らない下級生とずっと目が合う程の前方席(笑)

 

超良席での観劇

これほどの良席は初観劇の最前列以来。

とは言ってもあの時は小学一年生で、とにかく近かったということ以外何も覚えておらず、何を観劇したかも覚えてないぐらいです(笑)

 

こんなに前の席だと、

・一人一人の顔が判別出来る

・たまに目が合う

・衣装の細部まで見え、小さなアクセサリーも判別可能

・首の可動域が広い

と今までの観劇とはかなり違って見えます。

 

特に、ルキーニは下手側に居ることが多かったのでかなり睨みをきかせられました(笑)

 

珠城りょう(トート)

前にも書きましたがやはり役に合ってない。

もうこれは元々の持ち味が明らか陽の気質を持ち合わせているたまきちが、真逆の陰の象徴とも言える「死」を演じさせる上でもうどうしようもないことだと思います。たまきちの技術云々ではなくて。

歌に関しても音が取り切れていないところがありましたが、そもそもたまきちは歌の人ではないので、難しい技術を要求されるエリザベートを上演するのはつくづくたまきちが可哀想だなと感じました(^_^;)

 

むしろ、最後の貸切挨拶でハツラツとした笑顔を見せたたまきちを見て、「やっぱたまきちって良い奴だな」と思ったぐらい(笑)

次はもっとたまきちのキラキラオーラが出せる演目だったらなと願うばかり…

 

愛希れいか(エリザベート)

こちらはもう完璧

無邪気な少女時代から義母のゾフィー(憧花ゆりの)と戦う強い意志を持つ結婚後、子供を愛する母親像…とシシィの一生を演じていた訳ですが、最初から最後までまんまシシィでした。

前にも書きましたが私が見た中では歴代最高のシシィです。

正直ここまでちゃぴがシシィにハマるとは思ってなかった。

 

ちゃぴの宝塚最後の役がシシィでつくづく良かったと思います。

 

美弥るりか(フランツ・ヨーゼフ)

こちらは(も?)ちょっと似合わなかったかな(^_^;)

若かりし頃のフランツは持ち前の色気が隠しきれなくて本当に新婚か?となったし(もう何人か手出してそう)歳を重ねて父となった時はハマってたけど壮年期は今度は若さが隠しきれなかったし…

つくづくトートとフランツの配役逆ですよね(前の宙組も逆だったけどまあ様(朝夏まなと)も真風(真風涼帆)も、もう少しハマってた気がする)

 

後、歌に関して言えば高音への切り替えが苦しそうだったなと思いました。

低音の響きは十分(と言うか、低音だけで言えば歌うまの部類だと個人的には思ってます)ですが、やはり高い音が苦しそう

何か、高音に切り替えるタイミングがあからさまなんですよね。(あっ、裏声に切り替えた!って)

そこさえクリアすれば、美弥ちゃんは十分に歌うまに数えられると思います。

 

と、悪いところばかり挙げましたが、良いところを挙げるとシシィに対する優しさは人一倍あったと思います。

「嵐も怖くない」でシシィを見つめる目が優しかったしシシィとすれ違う時も、お母さん(ゾフィー)には逆らえないけど一生懸命シシィに寄り添おうとする気持ちが見えました。

 

と言うか、このトート(珠城)とフランツ(美弥)、最後の「最終答弁」で争いますけど元々言い争いとかしなさそうな二人ですよねw

何か、話し合って和解しそうな感じ。

 

月城かなと(ルイジ・ルキーニ)

今回の公演で心を射抜かれたのはこの方。

正直、れいこさんは前回観劇で歌が上手くなったなぁぐらいにしか思っていなかったので、こんなにも射抜かれるとは驚きです。

私はどうも集中力がないので、皆と向いている方向と違う方向に目を向けがちなのですが、真ん中でトート(珠城りょう)やエリザベート(愛希れいか)、フランツ(美弥るりか)が演じる中、すぐ近くのルキーニ(月城)に目を向けると時より笑ったり客席を睨んだり

その客席を睨むルキーニが何とも不気味ででもドキッとさせられて…(*´д`*)

 

油断してるとれいこ様に睨まれてドキッとするの繰り返しでした。前回のマイティー(水美舞斗)と言い95期に影響受けがち

 

暁千星(エルマー)

今回のお目当てとも言って良い大好きなアリちゃんなのですが、エルマーはなしかなと思いました。

どう見ても似合わないんですよね(^_^;)

持ち味と違うものを演技でそれらしく魅せるのが役者なのかもしれないんですが、どう見たって違うものは違う訳で。

歳を経ると髭をつけるのですが、顔が可愛らしいからか、「つけ髭付けてます」観が出てきてしまって…

 

見た目的な不利と持ち味的にも終始違和感が付きまとうエルマーでした。

むしろ、フィナーレの男役群舞で本来のアリちゃんが戻ってきた!と思ったぐらい(笑)

 

風間柚乃(ルドルフ)

何か違うよパート2

おだちんも歌は上手いんですけど、ルドルフとして聞くとなんか違う。

何か、明確な意志を持ってそうなんですよね。

革命を起こしたのも自分の信念があった為、父のフランツ(美弥)に反対されようとこの革命はやり抜くという意志を持っていて、何ならエルマー(暁)に鼓舞されるどころかエルマー達革命家達を指揮してそうなんですよね。つまるところ、めちゃくちゃ強そう

 

思えば3回の観劇で美弥ちゃん(美弥るりか)の休演もあったことからルキーニ→シュテファン→ルドルフと唯一観劇する毎に役が変わったおだちん

一番最初に見たルキーニが一番ハマってた気がする(^_^;)

 

歌の上手さではアリちゃん(暁千星)を抜くかなと思っていたのですが、アリちゃんアリちゃんで歌唱力向上していて、しかもあちらはルドルフにピッタリということを考えるとそうでもないのかなぁなんて思いました。次の宮本武蔵で新公主演したらめっちゃハマりそう

 

千海華蘭(ラウシャー)

何だかとてもツボなラウシャー。

女の子を宅配(つまるところデリへルみたいなところ)したら良いのですと提案してゾフィー(憧花)に「取ったことあるのね…」と詰められた時にシュッと小さくなりながら指で隙間を作って「ちょっと…」と言うところは「居そう!こういうオヤジ!」と何だか納得してしまいました(笑)

 

全体的に声を高く作っていて、ラウシャーの可愛らしさが出ていたなと思います。

 

輝月ゆうま(マックス)

若い、そしてカッコ良い!!

歴代で一番若いマックスですね。

正直に言うと、マックスって歳を食ったオヤジのイメージだったのですが、まゆぽんの演じるマックスは違った。

エリザベートが「パパみたいになりたい」と歌うナンバーにすごく共感出来るマックスです。

 

思えばこの時代って、若くして子供を産むのが当たり前な時代なんで、本来であればマックスって専科役者さんかま作るよひもっと若いハズなんですよね。(実際マックスが若くして子供を持ったのかは知らないけど)

もしかしたら、年相応なのかも!と思いました。

 

最初しか出て来ないのがとても惜しい(> <)

 

佳城葵(ケンペン)

私の中で密かに注目なヤスくん

重鎮役としては最下級生ということもあってかすごく頑張ってるのは感じました

しかし、やはり髭は似合わない(^_^;)

 

でも、重鎮達の周りを動き回って甲斐甲斐しく世話をするような様子はとても可愛かったです。

 

黒天使達
最後に言及したいのは黒天使達。
・夢奈瑠音
・朝霧真
・蒼真せれん
・輝生かなで
・英かおと
・蘭尚樹
天紫珠李

彩音星凪

・礼華はる

・一星慧

の計10名が黒天使です。

 

黒天使は主役トートのバックダンサー的なものですが、皆髪型・化粧がほとんど同じなので遠くからだと判別が付きにくいのですがさすがの4列目、少なくとも顔を知ってる下級生は分かりました

 

元々夢奈瑠音くんはいつも真ん中に居るし綺麗なお顔だなと思っていたので判別が付きやすかったのですが、今回であちくん(輝生かなで)、彩音星凪くん礼華はるくんは分かりました。

 

まあ、礼華はるくんは身長で判別したとも言えるけど(笑)礼華はるくんの身長は脅威の178cm!!

 

遠目に見ると識別不可能だと思っていたのですが、顔さえ分かれば分かるものですね(*^^*)

 

 

言及したい生徒達は以上。

 

4列目というのはS席の中でも別物で、夢のような体験でしたヾ(●´∇`●)ノ

 

贔屓組でもこんな神席当たれば良いのに……(*´-`)

 

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ミルク風呂マージュ

ムラのミルクプリンの方が断然美味しかったな(^_^;)

 

そう言えば、今回は1階席だったからいつものソーダを見るの忘れてたけど、今回の公演ソーダはなんだったんだろう?

 

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今回はイープラス貸切でした。

イープラスの貸切にはいつもお世話になってます♪(о ̄▽ ̄)/

 

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いつも撮るものたち。

毎度毎度、キャトル前のショーケースは凝ってますよね。


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東京宝塚劇場向かい側、シャンテでいつも開催している衣装展。

いつもは公演中の組のみですが、今回は珍しく5組分置いてました。

 

何やらキャンペーンをやっている模様。

 

さて、ちゃぴ(愛希れいか)とすーさん(憧花ゆりの)の卒業も後10日に迫ってきましたね。

 

二人とも、悔いなくやり切って欲しいなと思います。