仙名彩世退団に伴う明日海りおの去就を考える
先日、ゆきちゃん(仙名彩世)の退団が発表されました。
花組トップ娘役・仙名彩世 退団記者会見 | ニュース | 宝塚歌劇公式ホームページ
花組トップ娘役・仙名彩世が、2019年4月28日の東京宝塚劇場公演『CASANOVA』の千秋楽をもって退団することとなり、2018年10月16日(火)に記者会見を行います。
この発表がされた時、大方の反応が「想定外」でしょう。
私も完全に予想外でした。
あまりにも唐突で、不意打ちを食らったようで、悲しみよりも先に「驚き」が来ました。
ゆきちゃんの退団は悲しいですが、気になるのはみりおちゃん(明日海りお)の去就。
みりおちゃん・ゆきちゃんのみりゆきコンビが添い遂げ退団*1でないのであれば、みりおちゃんの任期はいつまで続くのか、今後どのような体制を取るのかが気になる所です。
方法としては二つ
考えられるのは二つです。
①やもめ
②4人目の相手役を迎える
やもめとは、トップ娘役を置かずにトップスター一人体制を置くことですね。
明日海りおの任期
可能性を検証する前に、そもそも明日海りおの任期はどこまで続くのかというところが大事になってきます。
みりおちゃんは先日千秋楽を迎えた「MESSIAH/BEAUTIFUL GARDEN」でトップ8作目を迎えます。
そして、ゆきちゃんの前に退団発表がなかったことから*2、みりおちゃんの任期は10作目までは確定と言って良いでしょう。
その上で、以下の可能性を探っていきたいと思います。
トップ娘役は置かずにやもめ体制を敷く
私としては、この可能性が一番高いと思っています。
予想としては、9作目でゆきちゃんを見送り、10作目でトップ娘役を置かずに退団。
理由としては、
①次のトップ娘役を置くにしてはあまりにも任期が長い
②過去に組んだトップ娘役に配慮
が挙げられます。
今の時点で5作目とかならまだしも、8作目が終わり、10作目まで確定している状況で4人目の娘役を迎えるにはあまりにも長すぎます。
しかも、トップ娘役を迎えるとすれば、またそのトップ娘役が成長するまで見守らなければならなくなり、みりおちゃんの任期は11作、12作では済まなくなります。
そうなると、みりおちゃんの負担が増え、辞めようにも辞められない状況となり、何だかとても可哀想な状況に…もしそうだとしたらドブラックやなこの劇団(^_^;)
そして、もう一つの理由、過去に組んだトップ娘役に配慮。
これは元トップ娘役、実咲凜音の退団の時にも言われていましたね。
凰稀かなめと同時にトップに就任したみりおん(実咲凜音)は、途中でかなめさん(凰稀かなめ)を見送り、まあ様(朝夏まなと)を迎えました。
その後、まあみり(朝夏まなと・実咲凜音)コンビで4作、まあ様はみりおんを見送り、最後の1作だけトップ娘役を置かずに退団しました。
みりおちゃん(明日海りお)もまあ様と同じ道を辿ると思うのです。
過去に組んだ娘役に心象的にも形的にも配慮して先に娘役が退団、そして、みりおちゃんもその次に退団。
任期の長いみりおちゃんに華々しく大きな華を添えたかったのかなと読むことも出来ます。
今や宝塚歌劇団で一番の人気を誇ると言っても過言ではないみりおちゃんは、劇団も大切に持っておきたいところでしょう。
個人的な希望も込みですが、やもめで1作で退団が形的にもみりおちゃんの心象的にも一番しっくり来ると思います。
4人目のトップ娘役を迎える
とは言え、4人目のトップ娘役を迎える可能性も0ではありません。
その場合、誰が就任することになるのか。
私は、
①ヒロイン経験十分
②学年もそこそこ
なジェンヌが適当だと思います。
それに当てはまると思われる娘役が以下の通りです。
- 城妃美伶
97期 研8
新人公演ヒロイン 4.5回(内Wヒロイン1回)
バウ公演ヒロイン 1.5回(内Wヒロイン1回)
ヒロイン経験は十分なしろきみちゃん。
もの凄く秀でたものがある訳ではありませんが、総合的にソツなくこなせるイメージ。
なんと言っても学年的にもここでトップを逃したら後がない感じはあります。次に就任するであろう柚香光くんだと学年2個しか違わないからかなり難しい…
トップを迎えるとしたら経験も実力も十分なしろきみちゃん以外に有り得ないとすら私は思っています。
- 海乃美月
97期 研8
新人公演ヒロイン 3回
バウホール公演ヒロイン 2回(予定)
東上公演ヒロイン2.5回(内Wヒロイン1回)
こちらも経験は十分。
しろきみちゃん(城妃美伶)と同期ですね。
海ちゃんは月組のトップには就任出来ませんでしたが、それはもしかしたら花組でトップになる為の布石!?とも考えました。
しかし、海ちゃんの場合は1月に「Anna Karenina」にてヒロインを務めることが決まっています。
それでは、ゆきちゃん退団後の6月のACTシアターでのプレお披露目、8月からの公演から本公演トップお披露目となると、組にも馴染んでいない上にいきなりトップと言われると海ちゃんにもみりおちゃんにも負担が重くなります。
まさかそんな無茶はしないだろうと(^_^;)
普通に考えて有り得ないと私は思います。
98期 研7
新人公演ヒロイン 2回
バウホール公演ヒロイン 1回
東上公演ヒロイン 2回
次に考えられるのはくらっち。
彼女もヒロイン経験は十分ですが、上記の二人と比べるとちと弱いかなという気も。上の二人と1学年違うというハンデはあるけど。
そして、スケジュールから言っても来年初めの「霧深きエルベのほとり/ESTRELLAS(エストレージャス) ~星たち~」に出演している為、ゆきちゃん(仙名彩世)退団公演の「CASANOVA」に出演することはまず不可能。と言うか、星組東京公演中に花組宝塚大劇場公演してて、スケジュールダダかぶりだし。
ACTシアターでのプレお披露目には一応間に合いますが、そこまでしてトップ娘役を置くか?と言われると微妙なところ。
くらっちという線も難しいかなと思います。
以上、上記3名が有力かなと思われます。
他に候補を挙げるとしたら…
- 遥羽らら
98期 研7
新人公演ヒロイン 2回
東上ヒロイン 1回
ららちゃんも実力は十分ですが、ヒロイン経験は上の3人に比べるとかなり弱い。
落下傘するにはカードが足りてない気がします。
- 星南のぞみ
98期 研7
新人公演ヒロイン 2回
バウホール公演ヒロイン 1回
うーん、こちらはカードが足りてない上に実力も足りてない…
- 彩みちる
新人公演ヒロイン 2回
東上ヒロイン 2回
みちるちゃん、ヒロイン力は抜群でお芝居も上手いのですが、歌だけが弱いんですよね(^_^;)
歌うまみりおちゃんの横に立つにはかなり厳しい気が…
- 音くり寿
100期 研5
新人公演ヒロイン 0.5回(内Wヒロイン1回)
東上ヒロイン 1.5回(内Wヒロイン1回)
- 華優希
100期 研5
新人公演ヒロイン 1回
東上ヒロイン 1回
- 舞空瞳
102期 研3
新人公演ヒロイン 1回
一番上がる可能性として高いのは自組からということで、最後は花組若手ホープで検証します。
3人ともまだ若いこともあって、経験は少なめ。
音くりちゃん(音くり寿)と舞空ちゃん(舞空瞳)は実力は十分なものの、この中でヒロイン力が一番あるのが華ちゃん(華優希)という難しいところ…
この3人の中から、と言うと誰が就任しても成長待ちが必要となり、ますますみりおちゃんの退団タイミングが見えなくなるところ。
やっぱりここもないかなと思います。
結論
大本命はやもめ1作として、相手役を迎えるとすれば、
本命 城妃美伶
対抗 海乃美月
穴 音くり寿・華優希・舞空瞳
大穴 有沙瞳・星南のぞみ・彩みちる・遥羽らら
といったところでしょうか。
もうここまで来たらべーちゃん(桜咲彩花)、華雅りりか様辺りの研10以上新公ヒロイン経験有りの上級生もありか?
何にしても、みりおちゃんの進退が気になるところです。