BEAUTIFUL GARDEN −百花繚乱−
10月7日 11:00公演
さて、次はショーです。
元々野口先生は大好きな演出家さんなので期待はしていたのですが、見事期待を裏切りませんでした。
掴みからして完璧
私がまず驚いたのは開演前のライティング。
幕が開けばタイトルロール(上写真参照)が出て来るのですが、今回のショーはライトも百花繚乱仕様です。今まであまり意識してなかったのですが、ちょっとこれには凝ってるなと思いました。
そして始まり。みりおちゃん(明日海りお)のナレーションが入り、映像が動く!!
映像で始まる演出って何かワクワクしますよね。今回は蝶に花園に導かれるようで、とてもワクワクしました。掴みはバッチリ
ここからは一人一人の感想
明日海りお
ここでもみりおちゃんの歌の上手さに浸ってました。
脇もそこそこ上手くてトップが一番上手い。今の花組は理想通りの形ですね。
この形がいつまでも続いて欲しいなぁとは思うのですが…いつまで続くかなぁ(;_;)
仙名彩世
ゆきちゃんも歌で魅せるタイプですが、なんと言うか…あんまり真ん中タイプではないかなぁと実感しました。
上手いんですけど、上手くまとまりすぎていると言うか…
元々トップに就任するには学年的にも結構上であったということもあって、ちょっとは華やかさが足りないかなと思います。
ただ、みりおちゃんとの並びは素敵だと思います。
みりおちゃんがパッと見の華があるので、みりおちゃんの華やかさを消さずに横にピッタリと添えることが出来ると言うのはゆきちゃんにしか出来ないこと。
最近では若くて歌が上手くて童顔なジェンヌさんをトップにする傾向がありますが、私は色んなタイプの人をトップにして欲しいなと思うので、学年は上なものの実力はピカイチなゆきちゃんをトップにしたのは英断だと思っています。
柚香光
ここでも頑張れカレーくん!と思いました。
芝居がない分歌の実力が如実に出て来てしまうんですよね(^_^;)
中詰めの夏メドレーなんか他のトリプル三番手(瀬戸かずや・鳳月杏・水美舞斗)が一定のレベルで魅せてくれる中、一人オケに声量が負けてしまうのは「あちゃ〜」と思いながら見てましたよ(^_^;)
まあでも、レベルはアレにしても言う程心配していない自分も居ます。
今まで心配してたあの人とかあの人とかトップスターにしてみると全然違和感なかったですもんね。逆に意外にもあの人の方がトップにしてみるとアレレ?大丈夫かな?と思ったり…今は全然そんなことないですが。
そうは言ってもあの方達も努力の賜でトップを手に入れたと思うので鍛錬はして欲しいなと思います。
鳳月杏
ちなつさんはショーでも輝いていました。
特に良かったのは闘牛士の場面。語り部として、闘牛士を語るのですが、何か凄いハマってる。
セリフも明瞭だし、語ってるだけでカッコ良いし、これはちなつさんにしか出来ない役割だなと思いました。
ちょっと…ちなつさん、ハマりそう…
しかしそれ以上にハマりそうなのが…
水美舞斗
え…マイティーってこんなにカッコ良い人だったっけ!?
2番手以下路線花男の場面でカッコ良いなと目を付けていて、ミツバチの場面ではひたすら可愛い。
一気に落とされたのが「夏を抱きしめて」のソロ歌唱。何これめちゃくちゃカッコ良い!!
ハスキーボイスながらもちゃんと歌声は響いていて、ヤシの木に背中を預けて自由に歌っていると思いきやその自然体な姿がいちいちカッコ良い。
それからと言うもの、マイティーが出て来る場面では釘付けになってしまいました。
タソが退団した後、花男の目当てはマイティーになってしまいそうで怖いです(°ω°)
天真みちる
順番が前後してしまいましたが今回こお目当てはタソでした。タソがタンバリンを持って見せ場があるとは聞いていたのですが、実際見てみるととても可愛いくて♡
それ以外にもダンサーのタソらしくダンスはいつも通りキレキレで、客席へのアピールはとても笑顔で、メサイアから何度も言いますが退団してしまうのが本当に惜しい(;_;)
最後のエトワールは心の底から拍手を送りました。
華優希
花娘イチオシの華ちゃん。ショーでもその存在感とヒロイン力は健在です。
誰の隣に居ても輝く可愛さ♡結構主観入っちゃってますが(笑)
華ちゃんのことはスカステ*1で放映された「はいからさんが通る」で注目し始めたので今回初めて注目して見ていたのですが、どこに居ても注目される華がありますね。
華ちゃんにはどこかでトップに…と願わずにはいられませんね。
舞空瞳
舞空ちゃんは今回かなりの抜擢を受けてますね。一場面カレーくんの横で真ん中を張っているのには驚きました。
舞空ちゃん、踊らせるとやはり上手いですね。
ここはさすがの首席入団と言ったところか。
可愛いし華はあるしトップとしての器には十分ですね。
ただ、トップにするにはちょっと早い気もしますが(^_^;)
ジェンヌの使い方が上手い
改めて、野口先生の演出は脇から路線までジェンヌの使い方が上手いなと思いました。
プロローグの銀橋渡りでは男役だけでなく娘役にもスポットを当てていて、三番手にすら銀橋渡りがない雪組前公演とは大違い(^_^;)
ただ、今回の公演はちょっと使いすぎな気もしました。
エトワールの後の階段降り4人(優波慧・綺城ひか理・飛龍つかさ・聖乃あすか)はちょっと多すぎません?( ̄▽ ̄;)
不遇すぎても言われるし使いすぎても言われるし、演出家って難しい立ち位置ですよね。言ってるの私だけど
急に豪華になったな( ̄▽ ̄;)
*1:CS宝塚有料チャンネル「TAKARAZUKA SKY STAGE」