想い徒然

ほぼ観劇記

【宝塚】月組 宝塚大劇場 「エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-」②

エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-②

9月28日 13:00開演 宝塚大劇場

 

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さて、せっかく実家に滞在しているので、2度目のエリザベートを観劇してきました。

 

今回は1階席後方

2階前方の方が見やすかったかなぁ(^_^;)

 

客層の違い

最近では、東京の土日でしか観劇しないので、ムラ*1でしかも平日観劇なんて滅多にない訳で。と言っても、2年前まではムラで平日観劇が基本だったんだけどね(^_^;)平日に宝塚まで来て観劇出来る人って結構限られてしまうこともあってか、年齢層は高く、女性比率がグンと上がりますね。この前祝日にムラ観劇したから余計そう感じるのかも。ちょっと新鮮な景色でした。

 

美弥るりか(フランツ・ヨーゼフ)

前回は美弥ちゃん休演。イレギュラーな代役観劇でしたが、観劇前日に無事復帰されて、本来の配役で観劇することが出来ました。良かったー(ノω`)

前回と配役が違うのでどうしてもれいこ(月城かなと)フランツと比べてしまうのですが、やはり作り込みは遥かにこちらが上ですね。稽古期間考えたら当たり前だけど。謁見の場面なんか周りの意見とと母であるゾフィーの意見との間で揺れるフランツの苦悩が良く出ていたと思います。

後は問題の歌。休演直前は吹き替え対応との話もありましたが、復帰後は地声で歌われていました。声もよく響いていて、休んでいたとは思えないぐらいの見事な復帰でした。ただ、結構低い音階で裏声を使っていたのは気になったかな。高い音はまだ難しいのかなと。しかし気になったのはそこぐらいで、後はなんの問題もなく、見事な美弥フランツでした。

 

月城かなと(ルイジ・ルキーニ)

前回観劇した時はフランツを演じたれいこさん(月城かなと)ですが、今回はルキーニです。前回観劇時にルキーニを演じていたおだちん(風間柚乃)に比べると、何をしでかすか分からない狂気を纏っていたのはおだちんの方が上かなと思いました。しかし、全体的にはやはりれいこさんに軍パイが上がります。

歌唱力的には互角、もしかしたらおだちんが上かもしれませんが、本役として長く稽古をしている分全体的な作り込みが違うんですよね。二人のルキーニを並べてどちらが本物のルキーニかと言われると間違いなくれいこさんを選ぶと思います。実際どっちも本物ではないんだけど(^_^;)それぐらい差はあって、本役としての違いと言うか意地を見せてくれたなと思います。おだちんルキーニもかなり良かったんだけどね

 

蓮つかさ(エルマー)

今回地味に役替わりに組み込まれたれんこんくん(蓮つかさ)。元々綺麗なビジュアルも相まってハンガリー独立を狙う青年という人間にピッタリ当てはまっていたなと思います。

何気に抜擢されているれんこんくんですが、劇団は彼女の扱いをどう見ているんでしょうか?路線?それともゆりさん(紫門ゆりや)みたいに別格?1期下にアリちゃん(暁千星)という超路線、おだちんも上がってきたので月組で上がるのは難しいと思いますが、組替えとかあればもしかしてもしかするかもしれませんね…

 

佳城葵(ケンペン)

ようやく見つけられましたやすくん(佳城葵)。最下級生で重鎮の役を宛てがわれていましたが、だからと言って若さは感じられませんでした。今まで間抜けな王様だとかオカマだとか色物な役が多かった彼女ですが、風格のある役も似合うんだなと再認識しましたね。宝塚としてはちょっと個性的な顔立ちから、色物から重鎮まで役幅広く演じられる個性は彼女にとっての強力な武器だと思いました。あと、カフェの場面でなかなか号外貰えないやすくん可愛い( *´艸`)

 

夏風季々(親戚の娘)

前回の観劇で気になった娘。ヘレネのお見合いの場面で黄色いドレス着た子が可愛いなと思って目星を付けてたんですが、プログラムと必死のエゴサ(笑)で確信。100期生の夏風季々ちゃんでした。スカステ*2タカラヅカニュースでわかばちゃん(早乙女わかば)最後の出演の時に出ていたので認識はしてたんですけどね。こんなに可愛いとは思わなかった( *´艸`)注目の娘役さんですね。

 

 

基本的に前回触れていないジェンヌに触れましたが、もちろん前回触れたメンバーにも注目していました。あ、でもおだちんのシュテファンはあんまり印象に残らなかったかな(^_^;)ルドルフとシュテファンって役付き違いすぎる…

 

そんな中で改めて再認識したのが

 

たまちゃぴというベストコンビ

たまきち(珠城りょう)とちゃぴ(愛希れいか)とのトップコンビの並びの良さを再認識しました。銀橋での「私が踊る時」の歌唱なんて特に二人の意思の強さが伝わってきて良かったです。それぞれが個々での強さを持っていて、だからと言って二人合わさった時にお互いの個性を消し合わない絶妙なバランスがありますね。もっとこの二人のコンビを見ていたかったというのが正直なところです。この二人のラストはエリザベートじゃなくてもっとラブラブな恋愛っぽいのが見たかったなぁ

 

印象に残ったのはこんなところ。

 

もちろん、個人的にとても注目しているアリちゃん(暁千星)のルドルフは相変わらず良かったしまゆぽん(輝月ゆうま)マックスもカッコ良いしちゃぴシシィも一番シシィらしくてやはり皆健闘しているなと感じました。たまきち頑張れ(^_^;)

 

あと、東京での観劇も残っているので楽しみにしておきます。

 


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約3年振りの宝塚の殿堂。

写真見返したら前回入ったの舞音の時だった(°д°)偶然にも前回入ったのも月組

 

アリちゃんの王子様衣装も見れたよ♪

 

 

ちゃぴすーさん*3宝塚大劇場卒業おめでとうございました☆

*1:宝塚大劇場がある宝塚歌劇団所有の一体の建物の総称。敷地内の飲食店、土産物店、お稽古場など劇場以外の建物も含まれる。

*2:CSの宝塚専門チャンネルTAKARAZUKA SKY STAGE

*3:憧花ゆりの